基本的な男性脳・女性脳の違い
男性脳と女性脳は基本的に構造が違うのはご存知でしょうか? テレビなどでそのことを聞いたことがある人も多いのではないかと思います。
突然ですが、あなたは広告を運営する際に、男性脳と女性脳の違いについてしっかりと意識していますか?
ご存知無い方には目から鱗の話かと思いますが、女性は文章で内容を理解することはしません。男性と違い、女性は写真や動画で直感的に内容を理解しています。
もしあなたのビジネスが女性向け商品やサービスを販売されていて、かつ男性主導で展開されているのであれば、これは本当に超重要なポイントです。
男性は機能や仕様のデータを集めてから価格に見合うか、コスパが良いかなど検討して購入に至ります。しかし、女性は違います。「なんかカワイイし、良さそう!」と感情で理解するのです。そうであれば、広告展開もそのようにしましょうということです。
決して女性を馬鹿にしているわけではなく、直感的にイメージと感情で興味が湧いてくるということです。
女性向け広告は画像や動画で伝えること、文字では伝わらないです
Webサイトでも、SNSでも、チラシでも、何でもそうですが女性向け商品の広告を考えているのであれば、動画と写真で訴求することを第一に考えてください。
特にECサイトなどネットショップによく見られますが、女性向け商品を販売しているにもかかわらず、商品のうんちくばかりがテキストでずらーっと書いてあるサイトが非常に多くあります。こういったサイトは女性用商品には不向きなので注意してください。
もし、自社でネットショップを運営されているのでしたら、再度その点を見直してみてください。画像や動画で直感的に分かりやすく伝えるにはどうすればよいか?ということを意識して、コンテンツ作りや商品説明に注力するようにしましょう。
例でいえば、amazonは男性向けで、楽天市場は女性向けに設計されています。私の一個人的な意見でいえば、楽天はごちゃごちゃしていて使いにくいです。まるでチラシのような商品ページばかりで、目的の商品を探すまでに非常に時間がかかるので使わないのです。
一方、女性は一般的に楽天市場で購入している人が非常に多いです。なぜなら、あのチラシ的な商品画像で、デカデカとアピールしてくる設計が、本能レベルで購買欲を刺激するのです。
売れている広告は必ずこの視点は抑えています
ジャパネットたかた、QVC、ショップチャンネルなど、バカ売れしている番組はすべてポイントを忠実に押さえています。また、すべて「動画」で構成されている上に、行動経済学や心理学を応用して番組が設計されているので、視聴者は買わずにはいられなくなってしまうのです。
また、「画像」の訴求が上手な企業でいえばベルメゾン、ディノス、ニッセンなど通販カタログの会社はとても参考になります。見やすく綺麗な写真で女性脳に直接訴えてくる設計になっています。テキスト文字で、商品説明を長くするようなページは少ないです。
もしWebサイトやSNSで商品を宣伝するのであれば、画像や動画は命であり、もっとも重要な訴求ポイントになります。ですから、汚い画像や動画というのは成約率が下がってしまいます。しかし、動画などはクオリティが高くないと売れないと思っている方は非常に多いですが、iPhoneで撮って編集した動画でも十分にお客さんにはアピールでき、また売ることができます。
ただ、この際の画像や動画を作るときのポイントは、とにかく「見やすく、違和感がない」ようにしてください。画像であれば暗かったり、ぶれてたり、動画であれば音声が大きすぎたり、手ブレがひどかったりするようなことは逆効果となってしまいますので絶対に避けましょう。
具体的な画像や動画の制作について、撮影時のポイントなどは別の機会にご紹介したいと思います。
あなたのビジネスを展開する上で常に新規顧客を獲得することは、どの企業も重要なミッションであることは間違いありません。それであれば、自社の広告媒体(ホームページ・チラシ・DM)を運営する前に、今回お伝えする大前提を理解してから取り組むようにしてください。
勘違いしたまま広告を運営し続けてしまっている企業はものすごく多いです。ですから、今回の記事でお伝えすることが漏れていないか今一度確認しておきましょう。
また、今回は本能レベルの話であり、一般論として説明させていただきます。ですから全ての女性や男性が該当するという事ではないので予めご了承ください。